2022年1月15日 winebaraoi

カリフォルニア なぜか動物被り

年末年始の慌ただしさがひと段落したと思ったら、今度は感染拡大で、ひと段落ではなく一気に落ち着いた店内になっています。

思い返せば店内解禁になってからずっとバタバタしていたので、ようやく落ち着いてゆっくりワインと向き合える。そう良いように解釈していきたいと思います。

 

グラスワイン。久しぶりにカリフォルニアが同タイミングで並びました。

 

「ファブリスト ワインカンパニー マルベック 2020

珍しくローヌ系品種をメインとするワイナリー。インパクトのあるラベルはイソップ物語からの転意で一連の動物シリーズ。フクロウは品種マルベック。

樽由来の甘くこんがりした焼き菓子の香り。タンニン豊富なマルベックの印象を良い意味で裏切る、穏やかな渋みでなめらか。心地よく素直で美味しいワイン。

 

「デコイ カリフォルニア メルロ2019

2本目はナパの重鎮、ダックホーンのセカンドライン、デコイ。ナパを中心に広域のメルロを主体に造られるワイン。

熟した黒いブラムやベリー類、に加え酸と渋みがバランスよく、味わいに奥行きをもたらす。しなやかなボディでエレガント。

 

 

果実味重視で楽しく明るく飲みたい、という気分は前者。1杯のグラスワインに向き合ってゆっくり飲みたい、というなら後者。

似ているようで違う個性。

ぜひ飲み比べてみてください。