周年イベントの時にシャンパーニュをお出しして、それ以来ずっと何かしらの銘柄を継続してグラスワインでオンリストしています。
というのも、改めて当たり前だけどシャンパン、飛び抜けて美味しい。
ゴッセ・ブラヴァンから始まり、アンリ・ビリオ、ジョセフ・ペリエ、ニコラ・フィアット、そして今回はアンリオ。
どのエリアのブドウを使うか、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、この基本3品種、どのヴィンテージをどうブレンドするか。
その微妙な差異で、それぞれ細やかに味わいは異なりますが、高い酸のベースワイン、瓶内2次発酵をさせ、その間に生まれる酵母の自己分解、イーストオートリシスを経て生まれる香ばしくふっくらした風味、きめ細やかな泡。それらが長い瓶内熟成でさらに一体感を増す。
シャンパーニュが高価なのは、もちろんブランドもありますが、やはり気候風土に向き合って加わった結果の人の手がなすテクニック、良い意味での工業、手間暇のかけ具合が、どのハウスでもプライドを持ってとても高いレベルで行われ、その自信ゆえの高価なワインです。
難しいことはさておき、とにかく美味しいから、自分たちも飲みたいから、まだしばらく銘柄変えて継続していく予定です。
最後に今回の「アンリオ・スーヴェラン・ブリュット」
オランダ王室、オーストリア・ハンガリー帝国皇室御用達として認められたことに由来する、「至高」という名のワンランク上のキュヴェ。白い花、ブリオッシュ、クリーミーな口当たり。
お楽しみください。