2013年7月10日 winebaraoi

北イタリアのチーズたち

こんばんは。

今回、初入荷の北イタリアのチーズ×3種類、ご紹介します。

いずれも私も初めて見た&食べた、北伊ピエモンテ州出身のチーズたちです。

「ペリー」(フレッシュタイプ) 牛乳+山羊乳

ポロポロした食感の生地は牛乳のコクに山羊ならではの爽やかな酸味がプラスされています。山羊っても全然クセは感じません。で、周りに洋梨のシロップ漬けにしたものがまぶしてあります。

程よいチーズの塩気に梨の甘みがよくあいます。これはスパークリングにぴったり。

 

 

「パリエッティン」(白カビタイプ) 牛乳+山羊乳+羊乳

うっすら白カビに覆われた、ソフトな食感。味わいも最初はマイルド。熟成進むと中身がとろとろになってきます。そして牛、山羊、羊、と勢ぞろいの原料ミルクなので…日数がたつにつれ見た目と異なる強い風味になってくる…はず。

こうした混乳で造るというチーズはイタリアやスペインだとメジャーです。その時その時、採れるミルクから日常の糧をっていう非常にシンプルなスタイル。

 

 

「デリツィオーラ・ディ・カプラ」(青かびタイプ)山羊乳100%

2011年、ローマで開催されたチーズコンテストで見事グランプリに輝いた、というチーズ。なかなか珍しい山羊乳100%のブルーチーズです。

塩味は穏やかですが青かびならではのピリッとした刺激が強く出ている、そして山羊乳の雰囲気もむんむん。結構食べごたえあります。個性派好きの方、ぜひ!

北イタリア・ピエモンテっていうと、山岳地帯なのでいわゆる山のチーズ、アルプスのハイジに出てくるようなハードタイプがほとんどなので、ソフトタイプは本当に珍しいものです。

今回初登場で、同時に今回限りの入荷になるかも!?(全ては卸問屋さんの力量次第、定番商品になるようがんばって)