ただいまのグラスワインからおすすめ。
昼間はまだまだ暑いけれど、夜は少しずつ涼しくなってきた、ような。でも蒸し暑くて、今日は雨。台風?つまり残暑、ですね。
そんな何とも言えない季節なので、ワインも軽やかから飲みごたえのあるものまで、ばらばら。その時の気分に合わせていろいろお楽しみください。
「エッレウーノ ビアンコ フリッツァンテ2020」
イタリア、ヴェネト。1987年生まれの若き生産者、ダヴィデ・スピッラレ氏の作る微発泡白。ブドウはガルガネガ主体。
微発泡といっても瓶内2次発酵していて、その際、普通は何かしらの糖分を加えて発酵を促すのですが、こちらはガルガネガを陰干しして作った果汁を糖分として使用するというこだわり。
穏やかな泡、白い花や柑橘、ナッツのようなビターさ。すらりとしたライトボディ。
「ヒードラー グリューナ・フェルトリーナ2021」
オーストリア、固有品種グリューナーフェルトリナー。インパクトのあるフクロウは、ワイナリー、ヒードラーが位置するニーダーエスタライヒ(ウィーンの北)、ランゲンロイス村のシンボル。
グリューナーの軽やかでアロマティックな華やかさが全面に楽しめるワイン。
「ドメーヌ・ド・ボールナール コート・デュ・ローヌ2020」
1695年創業のファミリーワイナリー。クラシカルな時代からニューワールド的な力強さへ、そこから更に近年はフレッシュでピュアな自然な造りへと、時代は変わっても、常にローヌを牽引してきたワイナリーでもあります。
グルナッシュのたっぷりしたラズベリーの果実味と緻密な渋み、ハーブや灌木の清涼感。甘い余韻が長く。
「ワイン・オブ・サブスタンス カベルネ・ソーヴィニヨン2019」
久しぶりの登場。ワシントン、元ロックミュージシャンという異色のワインメーカー、チャールズ・スミス氏のワインです。カンフーガールとかブーンブーンシラーとか、有名。
黒々としたカカオのような果実味。同時に引き締まった酸と渋みがしっかりあり、冷涼な気候のカベルネが持つ筋肉質なボディ。じっくり時間をかけて飲みたいワインです。