2013年3月28日 winebaraoi

日本のチーズ

こんばんは。

葵でお出ししているチーズ、外国産のものが多い中、ちょっとめずらしい日本のチーズも時々ご用意してあったります。

今週は2種類、北と南から。

まず北海道、「小林牧場物語 ブルー」

札幌郊外の新札幌乳業がつくる日本ではまだまだ珍しい青かびチーズ。名前の通り、小林牧場という、北海道の酪農家のなかでも優れた乳質のミルクで知られる牧場の乳から造られるもの。

直径10センチくらいの小さな、一般家庭でもいけるサイズ。青かびのピリッとした刺激ではなくむしろ旨味が強調されたタイプで、ミルクの風味がとても豊か。

今まで何回かオンメニューしたことがあり、いつも好評。個人的にもフランスの有名ブルーとかと比べても遜色ないんじゃないか、と思うくらい、とても美味しいチーズです。

 

もう一個、南は九州、大分湯布院より「福万(ふくまん)」

元酪農家の浦田健治郎さんが開いている小さなチーズ工房、「うらけん湯布院チーズ工房」。近年日本のチーズコンテストでグランプリとったり、JALのビジネスクラスに搭載されたりと、なにかと話題に。

この「福万」は湯布院盆地を見下ろしている山の名前からネーミングされた、もちもちっとした食感の、セミハードタイプ。で、葵今回初登場。

ミルキーで食べやすいって聞いて、よくもわるくも日本らしい優しいチーズを想像してたのですが…!!どうやら熟成が進んだようで、ミルキーだけど、ちょっと魚っぽい味に…。

チーズなのに魚味(-_-;)ってマイナスにとられる方、いや、魚っていっても削り節のようなダシ系っていうか、妙な旨味なんです。うーん、上手く説明できない。これは実際に食べてみないと共感いただけないかも。万人受けはしないかもだけど、この微妙な魚風味が癖になります。あんまり量はないので、気になる方はお早目に。

日本のチーズ、もっと増やしていきたいなぁ、と思っているので、珍しいの&美味しいの入ったらご報告しますね。