最近ワインの勉強を続けています。
ってなんのことだい?でしょうが、ワインの資格試験を受けて受かって、、、なんて頃から数年経ってしまった昨今。日々ワインに囲まれた仕事とはいえ、意識して「勉強」を続けていかないと覚えたことは忘れ、最新情報にも疎くなり、なんとなくのカンだけでやり過ごし、、、と、非常に良くない。
ので初心新たに、ぶどうの木とは?とか、発酵とは?とか、基本の基本から勉強を。
そんな中今更ですが「アルコール」についてへぇーって思ったことがあったのでちょっとご紹介。
アルコールって耐性ある人とない人、いますよね。実は私は職業選択を誤ったのでは、と疑いたくなるくらいお酒に弱い。逆にマスターは本当に強い(一人でボトル2本くらい飲める)。
この違いはなんぞや?ですが、そもそも哺乳類の中でも霊長類はアルコールに対する耐性がある生物なのだそう。
自然界で貴重なエネルギー源である甘い果実。ここに含まれる糖分と自然酵母の力で容易く発酵しアルコールが自然に発生します。そんな発酵した果物を摂取し、結果酔っぱらってしまったら、危険がたくさんの自然の中で生き物は生き抜いていけない。
そのため人間の祖先である類人猿の頃からアルコール代謝できるシステムを身体に備えて進化を続けてきたとのこと。ところが、その代謝が働かない突然変異を起こしたヒトがはるか昔生まれ…、その代謝システム不活性のたった一人のヒトからの遺伝子が幾世代にもわたり受け継がれ、結果、その遺伝子=アセトアルデヒド分解酵素、が機能する人、しない人、というのが混在している、という話なのです。
私が参照させていただいた文章によると、日本人の場合は約5%が飲めない集団、40%が弱い集団、55%が強い集団、だそう。思っていたより強い人の割合が高くて羨ましい限り。
アセトアルデヒド分解酵素がない人ってのはモンゴロイド、中でも日本、韓国、中国に多いとのこと。どうやら最初の突然変異はアジアで生まれたようですね。アルコール発酵してしまった食物に頼らなくても代替の食物が豊富にあった、つまり豊かな環境下だったってことでしょうか?
つまり、、、私はお酒に弱いけれども豊かな日本に生まれて良かった?って不明なまとめで勉強の回終了。お読みいただきありがとうございました。