こんばんは。
かわらず「ぐずついた」お天気がつづきますね、はああ。涙。
お店を営んでいると、天気に左右されますし、一主婦としては掃除も洗濯もままならないし、良いことない!怒!と思っていしまいますが、この台風で被害にあわれた地域の方がたのことを思うと、愚痴ってなんぞいられませんね。がんばろー、おー!
さてさて、山梨にいってから早くも1週間。つづきを書いてみようと思います。よろしければお付き合いくださいm(__)m
甲府からタクシーで25分くらい、住所でいうと甲斐市大垈(おおぬた)というところにサントリーが所有する「登美の丘ワイナリー」があります。2009年にブドウ園開園100年を迎えた、という日本でも最古のワイナリー。標高400から600メートルという眺めのよい場所で、登って美しい、というところから登美と名付いたというのが実感できます。
ぶどう畑見学コースや無料、有料試飲、ワイナリーの歴史解説もあり、レストランも併設しているので、特にワインに詳しい方でなくても十分楽しめるところだと思います。
私たちが伺った日はかなり暑く、当初畑見学できないかも、だったのですが、途中から便宜を図ってみせて頂きました。カベルネ・フランというぶどうがなっている畑です。
きれいでしょうーー!整えられた畝と、それにつづく丘の緑、眼下には甲府市内が一望できます。
日本で一般的なぶどうの育て方は「棚つくり」といって、日本のような高温多湿の環境には適しているのですが、実は世界的にみると、かなりマイナーな仕立て方、なんですね。
写真のような、横一直線に樹を植え、枝を伸ばしていくのが「垣根つくり」といって、一般的にワイン用ぶどうはこのような育て方をされます。その方が光の当たり方やぶどうの完熟度、また収穫をはじめとする作業もしやすい、というメリットがあります。
とはいってもあくまで「一般的」なので、垣根のほうがいいとは一概にいえず、その土地、そのぶどうに適した方法があるので、あしからず。
これが「カベルネ・フラン」のぶどうです。
サントリーだと「登美」や「登美の丘」というワインに使われています。まだ、収穫まで1か月近くあるので、ところどころ緑ですが、キレイですね。
今年はいろいろありましたが、美味しいワインになってくれるよう、心から望んでしまします。
よく、「ワイン用ぶどうは美味しくない」と思われている方がいますが、そんなことはない!
実際食べてみると、皮が厚く種が多いので、食用ぶどうより食べづらいのは事実ですが、すごく味が濃い!
酸味も甘味もあり、それがぎゅうーーって詰まっているので、巨峰とかピオーネなどの大粒ぶどうより濃厚、もしかしたらこちらのほうが好きっていう方も多いのでは?と度々思ってしまうほど。
ワイナリーさんも「山梨のカベルネ」とか「長野シャルドネ」とか売ればいいのに…って部外者は簡単に考えます。実際大変なんだろうな、きっと…。
サントリーさんでは他にも、ワイナリー限定ワインをいただいたり、楽しく学ばせていただきました、感謝です。日本を代表する大手だからこそできることと、だからこそやっていかなくてはいけないこと。いろいろ考えさせられもしました、が、見て飲んで食べて楽しいところだと思います。秋の収穫まつり、なんていう企画もはじまるそうなので、ワイナリー行ってみたい!というかた、オススメです。
(甲府駅から土日無料バスでるとのこと!これは大きい!だってタクシー代数千円かかるから(-_-;)…)
以下、せっかく?なのでなっているぶどうの写真をいくつか。
日本ではおなじみ「マスカット・ベリーA」。都内でも、そろそろ八百屋さんやスーパーでちらほら。
こちらは「カールマン・アリカント」。って私も知りませんー。これは試験栽培用だそう。
で、これがそのアリカントの粒。実まで真っ赤!ってのはぶどうの中でも珍しい。おそらく色を濃く出したいときに補助品種として使われるのでしょうか?
最後に、これはサントリーではないところで見たのですが…
ネヘレスコール、というぶどう。ぶどうか?ってくらい大きい(ちょっと怖い)。
なんでも聖書にも登場するぶどうで世界最古のひとつ。中東辺りが原産。
大きさはこの写真のでも40~50㎝あったかと…。で最大「1房10㎏」という記録あり、なんと!(@_@)
あ、味は意外とふつう、ふつうに美味しかったです。
なんてな具合に、8月末はお休みをいただき、ワインワインな研修旅行にいってた次第です。
次はどこに?
(たまには、ワインのワの字も出てこない場所にもふつうに旅行にいきたいよー、旦那さーん)
小林(嫁)