9月 2011

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30 9月 2011

ええ、便利です。

江戸川橋に住んで数年。 かなりの住みやすさにほぼ満足なのですが、ちょっと物足りないところも。 その一つが気楽に行ける範囲にDVDレンタルできるところがないということ。 趣味は映画鑑賞となれば少し離れてても借りに行くのでしょうが、自分のようにちょっと見たいな・・程度では、なかなかこの距離の壁は乗り越えられませんでした。 そう思っているのは自分だけではないようで、お客様との話題に上がることもしばしば。 中には引っ越し直後に来店していただいた方とDVDレンタルの話になり、新しい街で希望にあふれていたにもかかわらず引っ越し2日目にしてがっかりさせてしまったこともあります。 そんな私達(自分と嫁です)はついに!!便利なものを知ってしまったのです! (今回はツタヤのまわしもの・・) ずばり「TUTAYA DISCAS」! 前から聞いたことはあったのですが、まあなんとなくめんどくさそうだし、気が向いたらね。 なんて思いつつ試してみることはなかったのですが、ある日突然、嫁からの入会報告。 お試し期間が・・むにゃむにゃ・・と言うのを聞きつつ、まあいい機会なので色々見るのもいいねと思ったとたん、8枚目まで予約してあるとの宣告! さっきのむにゃむにゃ言ってたのはこれかと思いつつ内容を聞き直してみると、「おお、ちょっと楽しみだね」とテンションが上がる映画も。 中でも「マトリックス」を3作借りていたのは特に期待。実は2人とも1作目しか見ておらず、数年間続きが気になりっぱなしだったんです。 そんな夫婦の今更感たっぷりの期待作「マトリックス」は、やはり期待通り盛り上がっており本日までで2作目が終了。 かなり熱い!!(相当今更ですが。) 明日あたり家に帰るとポストに入っているのではとわくわくしながら待ち望んでます。 ちょっと話がずれましたが、ネットで申し込みをすると数日以内にDVDが家のポストに届く。 返す時も送られてきた袋(この袋が考えに考え抜かれている秀逸さを誇ります。奥さんはちょっと感動してました。)に入れて送り返すだけというお手軽さ。 返却期限も特にない。…

25 9月 2011

山梨県産ワインの実力

26日、月曜日よりスタートする「全国ご当地ワイン」3回目は山梨県です。 通常は東北地方とか、関西といったように地域名となることが多いのですが、そこはさすが山梨県、単独での登場です。 写真左から、まずはスパークリングワイン。 「マンズ 甲州酵母の泡」  グラス¥750 ボトル¥3,200 お醤油で有名なキッコーマンのワイナリーが甲州種を使い、フルーティですっきりとしたスパークリングを造っています。某ワイン専門誌でも5つ星を獲得した実力派です。 今回はこのスパークリングワインを使用し、名産でもある山梨県産の桃と併せたカクテル「ベリーニ」(¥950)もご用意しました。爽やかな甘味が癖になりますよ。 次は白ワイン① 「フジッコワイナリー 甲州シュールリー 2010」  グラス¥850 ボトル¥3,800 お豆、佃煮の「ふじっこ」のワイナリーが造る、旨味十分の爽やか甲州です。おつまみは下に紹介してありますが、もちろん・・・ 白ワイン②(これだけ写真がありません。準備ができ次第追加します) 「サントリー登美の丘ワイナリー 登美の丘・白 2008」  グラス¥1,500 ボトル¥7,000 厳選されたシャルドネから造られる、豊かな香りと果実味、樽の風味がバランスよく高いレベルで味わえる1本です。山梨の、日本のワイン史を振り返ると外せないワイナリーの一つではないでしょうか。 赤ワイン① 「山梨ワイン ベルカント・マスカットベリーA樽貯蔵2010」  グラス¥1,100 ボトル¥4,900 仏・ブルゴーニュでワイン造りを学んだ現当主が造ります。ブルゴーニュワインを思わせるような赤ワインで、エレガントで果実味と旨味に溢れます。 赤ワイン② 「奥野田葡萄酒醸造 奥野田ロッソ 2010」  グラス¥1,000 ボトル¥ 4,800 メルローとカベルネ・フランのブレンドで造られるミディアム・ボディ赤。ドライフルーツのとハーブのニュアンスがあるナチュラルな味わい。 そして甘口! 「山梨ワイン あじろん(甘口) 2010」  グラス¥850 ボトル¥4,000…

23 9月 2011

23日は通常営業です!

やってます! 普段は日曜、祝祭日にお休みをいただいている当店ですが、本日23日は通常営業となります。 あんまり休みがおおくてもねぇ・・ということで、労働の素晴らしさに目覚めたスタッフ2名が張り切ってお待ちしております。 お近くの方、普段はなかなかタイミングが合わない方、このブログを見てしまった方等々、ぜひぜひお待ちしています! (いや、単に仕込みの都合とか、台風で暇だったから何とか取り戻そうとか、そういう事では・・・)

22 9月 2011

「Wi-Fiつかえます」

アイフォンユーザーの方、ご覧のとおりです、Wi-Fi使えるようになりました。 葵ちんでは夫婦で会社が違い、ひげ店主はドコモ、嫁がソフトバンクなので、一番喜んでいるのは嫁かもしれません>^_^< とにかく早いです、サクサクです。 他会社のかた、申し訳ありませんm(__)mアイフォンのかた、どうぞ快適にご利用くださいませ。 以上、宣伝でした。   小林(嫁)

21 9月 2011

秋メニュー 加わりました。

こんばんは。 実は10日くらい前から、お食事おつまみ、秋のメニューが加わってパワーアップ?しています。お知らせ遅くなりましたが、この場をお借りして一応ご報告。(メニュー写真あったりなかったりですみません。) ●豚もも肉と根菜の旨味たっぷりワイン蒸し  1200円 私のなかで、夏=焼く、冬=煮込む、という調理方法のイメージがありまして、で、秋はどうなんだ、というと「蒸す」ですね。あくまで個人的な勝手な印象。その蒸し料理です。まるまる豚ももの塊と大きくそろえた根菜類を白ワインでむわーーっと蒸す。本当、ワインと塩だけですが両方からでる旨味が合わさって、優しい味わいだけれど旨味たっぷりにできあがりました。白ワインから赤まで、特に日本の軽やか赤にはよくあいます。 ●北海道産レバーパテ 500円 北海道の豚肉を使用したレバーパテ、です。実はこれ、お店で作っていなくて(すみません、楽しています)仕入れたものを、バケットに塗り黒胡椒たっぷりでご提供しているのです、が!このパテが美味しい♪「レバー臭さ」がちょうどよく(レバーレバーし過ぎず、かといってあっさり過ぎもせず)ワインの定番というイメージもあってか、さっそく人気メニューです。 ●ホクホオクアツアツ!自家製お味噌でいただく焼き野菜  500円 これは、説明するまでもなく、読んで字のごとくです。今が旬のかぼちゃとかきのこ類とか、いろいろ、シンプルにオリーブオイル&薄塩で焼いて。で、自家製お味噌をつけていただくのです、が、このお味噌前から使っているんですがありがたいほど大好評。自家製っていっても、市販のお味噌に細かく切った野菜と白ワインなんかを加えて煮詰めるお味噌で、ほんのり甘味があって美味。あ、でもお味噌付けなくても旬の野菜は美味しいので、野菜不足気味のかたにおすすめメニューです。 ●かぼちゃとローストくるみのクリームチーズ和え  600円 ずばり、今が旬のかぼちゃは美味しい!そのかぼちゃにクリームチーズとはちみつ等を加えて、まったり濃厚に。で、オーダーいただいてからオーブンでローストしたくるみが香ばしい!と、想像できてしまう味かもですね、でもやはりワインにあいます。去年もメニューにあって、女性人気がバツグンで、今年も女子メニューかなぁと思いきや、今のとこ男性からのご注文が目立ちます。一応ご報告。 ●“パルミジャーノのジェラートをアクセントに食べる”チョコレートアイス  500円 久々の新デザートメニュー。これも読んで字のごとく、です。パルミジャーノチーズそのまんまなしょっぱめジェラートを、濃いチョコレートアイスに添えて食べてください。しょっぱ甘い、で、チーズとチョコレートだから濃厚。お酒飲んだ後って、あっさりしたデザート好む方と、濃い目の好む方と、いらっしゃいますよね、その、濃いめ好きの方、ぜひ!あんまり甘くもないので、ワインバーのデザートとしてはアリかな、とちょっと自信作です。    

12 9月 2011

大きいグラスでクルクルしてください。

この「本日のワイン」カテゴリー、本来なら定期的に更新しなくては、なのですが、すみません、思いついた時にしかご紹介できていなくてm(__)m。なるべく、タイムリーに更新するよう頑張ってみます、ので、ゆるく期待をもって見守ってくださいませ。   と、言い訳じみたことから、今週のグラスワインご紹介、スタート、です。   まず白ワイン「トレヴァー・ジョーンズ ヴァージン・シャルドネ」。 写真左、長靴がトレードマークの作り手、トレヴァー・ジョーンズさん。オーストラリア南部、メルボルンより地図でみると左上、アデレード市近郊に「バロッサ・ヴァレー」という、オーストラリア有数のワイン産地があります。そこを代表する作り手の一人がこのトレヴァーさん。 もともと、優秀なぶどう栽培農家として有名だった彼が自分でワイナリーを興したのが十年前くらい。「良いワインは良いぶどうから」のセオリー通り、ポテンシャルの高いぶどうから造られるワインは一気に人気実力ともオーストラリアトップクラスに。「オーストラリア初のpp100点ワイン」を獲得したこともあり、不動の人気を得ています。 で、ここで「pp」ってなに?という方に、ごく簡単に説明を。 今世界中で最も有名なワイン評論家、ロバート・パーカーjr氏。。このパーカー氏が採点した点数(ポイント)がパーカー・ポイント=ppです。 1970年代にワイン小売業者向けに「ワイン・アドヴォケイト」という雑誌を発行。それまで世界中にあふれるワインは、地域ごとに格付けとか、慣例的なランクとか、評価の基準がまちまちで、また、そこで使われるワインの表現も「森の下草の香り」やら「よく熟したグロセットのような」とか、??はい??と思ってしまうなじみのない言葉。これでは「ワイン=むつかしい」でなかなか広まりません。 それをアドヴォケイト誌では、価格や慣例に左右されず、パーカー氏個人の評価で100点満点方式であらゆるワインを採点、また、飲み頃は何年先だろう、という予想も含めて。という単純明快さでワインを解説。 これはワイン界において革新的で、現在では、この日本でも「pp○○点」なんていう言葉がワイン屋さんからネットショップまで溢れています。 あまりにも世界的に有名になりすぎたために、アンチ・パーカー的な流れもありますが、まあ、閉じたワインのむつかしい世界を大きく広げた功績は間違いなく、で、ご多分に漏れず葵ちんでも、グラスワインを選ぶときの一つの参考にさせて頂いています、はい。 長くなりましたが、このpp100点をオーストラリアで初獲得したのが、このトレヴァー氏の造ったワインでした、で、今回その彼がつくるシャルドネの白「ヴァージン・シャルドネ」。なぜヴァージン?というと、樽熟成をしていない無垢の白ワインだから、とのこと。シャルドネというぶどうは非常に有名ですが、実はそれ自体は没個性というか、あまり特徴がない、場所や造り手次第という品種。だからこそ樽熟成をしてトロピカルフルーツのようなニュアンスとか、バターキャンディのようなクリーミーさを纏わせたものが、一般的に人気があります。 その樽熟成をしていないこの白、ですがすごーーく味わいがしっかり。酸味と柑橘系の果実味の密度が半端ない、鮮烈な味わい。もともとのぶどうがさぞかし完熟で旨味エキスたっぷりだったんだろう、とワインになってもしのばれる味わい。フルボディといえる余韻もあり。これは、ちょっとお目にかかれない白、ひげ店主も一押し!とのことです。   で、もう一つ、写真右の赤ワイン「ラルトワール・ド・シャス・スプリーン2006」 長い名前、で取っつきにくいかも、です。このワインの「格付け」的なバックボーンを説明すると長~くなるのでもう書きません、スミマセン。一言でいうと「知っていると、お、ワイン詳しいね、と思われる近年人気でハズさない『シャトー・シャス・スプリーン』の弟分的ワイン」です。 もうちょっと説明すると、ボルドーの格付けワインではないものの、ここ十年は品質が安定していて、その品質のわりに価格が手ごろ、というワインの一つに「シャス・スプリーン」というのがあります。その、シャスとなるワインのなかから、看板ワインのシャスにするには少し違和感があるかな?というワインだけを集めて瓶詰したのが、弟分的(一般にセカンドワインといわれます)存在の「ラルトワール・ド・シャス・スプリーン」です。 これはとても王道の赤ワイン。細かい渋みと樽の香りと、ちょっとスパイスな感じと黒っぽい果実味と、バランスよく、そんなに重すぎず軽すぎず、ああ、赤ワインって美味しいと素直に美味しい赤ワイン。季節的にもちょうど良いのではないでしょうか?まず白や泡でのどの渇きを癒したあとの2杯目、3杯目にうってつけです。…

07 9月 2011

山梨つづき から ぶどうのこと

こんばんは。 かわらず「ぐずついた」お天気がつづきますね、はああ。涙。 お店を営んでいると、天気に左右されますし、一主婦としては掃除も洗濯もままならないし、良いことない!怒!と思っていしまいますが、この台風で被害にあわれた地域の方がたのことを思うと、愚痴ってなんぞいられませんね。がんばろー、おー!   さてさて、山梨にいってから早くも1週間。つづきを書いてみようと思います。よろしければお付き合いくださいm(__)m   甲府からタクシーで25分くらい、住所でいうと甲斐市大垈(おおぬた)というところにサントリーが所有する「登美の丘ワイナリー」があります。2009年にブドウ園開園100年を迎えた、という日本でも最古のワイナリー。標高400から600メートルという眺めのよい場所で、登って美しい、というところから登美と名付いたというのが実感できます。 ぶどう畑見学コースや無料、有料試飲、ワイナリーの歴史解説もあり、レストランも併設しているので、特にワインに詳しい方でなくても十分楽しめるところだと思います。 私たちが伺った日はかなり暑く、当初畑見学できないかも、だったのですが、途中から便宜を図ってみせて頂きました。カベルネ・フランというぶどうがなっている畑です。 きれいでしょうーー!整えられた畝と、それにつづく丘の緑、眼下には甲府市内が一望できます。 日本で一般的なぶどうの育て方は「棚つくり」といって、日本のような高温多湿の環境には適しているのですが、実は世界的にみると、かなりマイナーな仕立て方、なんですね。 写真のような、横一直線に樹を植え、枝を伸ばしていくのが「垣根つくり」といって、一般的にワイン用ぶどうはこのような育て方をされます。その方が光の当たり方やぶどうの完熟度、また収穫をはじめとする作業もしやすい、というメリットがあります。 とはいってもあくまで「一般的」なので、垣根のほうがいいとは一概にいえず、その土地、そのぶどうに適した方法があるので、あしからず。   これが「カベルネ・フラン」のぶどうです。 ご覧のとおり黒ブドウ、赤ワインになります。 サントリーだと「登美」や「登美の丘」というワインに使われています。まだ、収穫まで1か月近くあるので、ところどころ緑ですが、キレイですね。 今年はいろいろありましたが、美味しいワインになってくれるよう、心から望んでしまします。    …

03 9月 2011

国産ワインコンクール授賞式、行ってきました。

のろのろ台風、いやですね。天気が悪いとお店は正直「ひま」なことが多いので困ります(>_<)   で、気分をとり直し、先月末に行った山梨のことを書いてみようと思います。   8月27日に甲府の富士屋ホテルで「国産ワインコンクール受賞ワイン授賞式」なるものがありました。 年1回開催されていて、全国各地のワイナリーが出品したワインをプロの審査員が審査し、毎年金賞やら銀賞やら選ばれています。 日本全国すべてのワイナリーが出品するわけではないので、このコンクールがすべて、というわけではないのですが、まあ、日本ワインをメインとしたワインバーを営んでいる以上、とても結果は気になります。 結果は8月上旬には発表されていて、その授賞式と一般の方へのお披露目会を含んだ「公開テイスティング」が同時開催ということで、応募し参加してきた、という次第です。 会場は凄いですよ~!欧州品種や甲州種、スパークリング、甘口、なんて具合に12のカテゴリーに分かれ、金賞から銅賞まであり、さらに金銀銅それぞれ複数選ばれているため、会場には総勢300近いワインがずらーり! これだけ一堂に日本ワインが試せるチャンスはめったにありません、といってもなかなか全種類制覇は厳しいだろう…と思いきや、ひげ店主はほぼすべてテイスティングした模様です…(身体はって頑張ってますね、エライ!のか?) 私はあまりお酒が強くないので、金賞だとか銅賞だとかは気にせず、気になったものをどんどんトライしていきました。1度は飲んでみたかったワイナリーさんのとか、昨今話題になっているのとか、おお、このネーミングはすごい!とか、そんなんで色々試させていただきましたー、楽しいですよ♪ この公開テイスティングは、酒販店とか飲食でなくても、どなたでも応募し当選すれば参加できるので「参加してみたい」という方、詳細お伝えできますので聞いてください。   いちおうこの場をお借りして、特に記憶に残った1本、ご紹介。 ●「シャトー・メルシャン 大森リースリング2007」 秋田県横手市大森地区のリースリング種の白ワイン。メルシャンは1982年からこの大森地区で契約栽培農家さんとぶどうを育て、ようやく近年ワインとしてリリースしています。このリースリング、さぞかし冷涼な気候で造られたんだろうな、と思わせるキリッとした酸味とリースリング特有の香りがしっかりあり、熟成されているからか旨味、余韻(余韻すごーーく長い!驚きです(@_@))が楽しめる骨太リースリング。 メルシャンは日本各地で農家と信頼関係を築きつつ、栽培適地と品種を追い求め日本ワインの底あげにとても貢献しているワイナリーです。有名だけに、今更メルシャンなんて、という方もいるかもですが、ぜひ、止むとこのないチャレンジ精神の結晶、1度は試してみてください。 葵ちんにもメルシャンワイン多数あります。きいろ香、とかグリドグリ、とか長野メルロー、とか…で、もしかしたらこの「大森リースリング」も今月グラスワインでご紹介できるかも?です、お楽しみに。   コンクール結果、気になる方コチラからご覧ください。…