2016年7月26日 winebaraoi

中国ワイン

こんばんは。

昨日よりスタートのワインバー葵、オリンピック特集。

今回は2000年以降の開催国ってことで、普段登場しづらいイギリスやブラジル、ギリシャなどマイナー生産国がほとんどなのですが、その中でもやはり最も注目されるのは「中国」でしょうか。

実際昨日月曜も、中国ってことでうーーーん、って反応のかたもいますが概ねほとんどのかたが興味をもたれて試されていました。

中国ワイン「チャンユー・カベルネ2005」

中国はどうしても食の安全的な面からマイナスイメージになりますが、今回仕入れたワイン「チャンユー」は、今や世界第5位のワイン生産量を誇る中国において、シェア20%超というモンスタークラスの巨大ワイナリー。

そのほとんどが国内で消費されるというから驚きですが、大手な分輸出に関してもしっかり対応しているようで、(他国では見たことない=必要ないからでしょうが)「日本の厚生労働省食品衛生法登録検査機関における200項目の残留農薬検査にすべてパスしました」の一文が添えてあります。

本当はこんな注意書きもなく、中国、輸出できるようになればいいのに…

 

さてそして、気になるのはワインそのものにたいしての評価。

これまた概ね高評価!良かった!

今回のカベルネ、ヴィンテージが2005年というのも功を奏してか、こなれた渋みとまだ元気な赤い果実味のバランスがよく、そこにどことなく荒っぽさが個性として加わっていて、とても記憶に残るワインです。

これがトップシェアのワイナリーのしかも平均ラインのワインなのかと思うと、中国、私も含めて一般の日本人が抱くイメージよりワイン産業は熟しているのかもしれないな、と思いました。

 

そうはいっても次いつオンリストするか全くよめない中国ワイン。

真面目にいちど試されてみてもいいと思います。十分価値あり。