こんばんは。
先日いつもお世話になっているチーズ屋さんに買い出しに行き、見つけてきたチーズをいくつかご紹介。
まずはこちら「セル・シュール・シェル」
このチーズは苦手とする方が多い「山羊チーズ(シェーブル)」であります。
が!声を大にして言いたいのですが!山羊チーズ、状態のよいものは本当に爽やかで美味しい。
あの、山羊特有の臭さってのは、おそらくチーズの保存が上手くいかず、ラップの中で蒸れたような状態になってしまっているからだと思われます。
フランス北西部ロワール地方は山羊チーズの本拠地。様々な山羊チーズがあって、特に今、春から初夏にかけては山羊は「旬」。
というのも、1年に1回、山羊の出産シーズンだからで、子育て用に母体のなかで作られるミルクは他の季節のより数倍栄養価も高くて濃くって美味しいチーズになるのです。
オススメなんですか?と聞かれたら迷わず「シェーブル!」。牛乳にはないコックリとした旨味があって、特に白ワインにぴったり。
中でもソーヴィニヨン・ブラン種の白とは相性抜群!で、今ちょうどグラスワインに
「小布施ワイナリー ソーヴィニヨンブラン」がオンリストされていますので、ぜひぜひ一度併せてご賞味いただければと。
様々なワイン×チーズの相性の中でも、個人的に「ソーヴィニヨンブラン×シェーブル」は最強だと思っています。
ついでにもう一個。
こちら「ブーレット・ダヴェンヌ」
チーズに携わること十数年、私も今回初めてトライした珍しいチーズです。
フランス北部、ベルギー近くで造られる「アヴェンヌのお団子」という意味をもつこのチーズ。
もともと別の「マロワル」というウォッシュタイプのチーズを崩して、様々なハーブやスパイスを混ぜてからお団子(実際は円錐形)にまるめ、周りにパプリカをまぶした、っていう、本当に変なチーズ。
お味は葵マスター曰く「太田胃酸!」。。。
ってこれじゃ美味しくなさそうなのですが、確かに、チーズのミルクっぽさは微塵も感じず、むしろ、ハーブの風味が強烈で、ちょっとした苦みもあるので、漢方っぽい。
早くも数人のお客様が食べてますが、意外にも(!)好評。個人的にはワインよりビール、とくに黒ビールとかベルギービールとか、そっち系のビールにぴったりな味わいです。
褒めてるのかなんなのか?な紹介文になってますが、我こそはチーズ好き!ってかた、珍しいもの好きなかた、レッツトライ、です。