2013年8月18日 winebaraoi

お盆休み 報告

こんばんは。

先週半ばまで葵、お盆休みいただいていました。

毎年、毎回、まとまった休みを取れた際には、できる限りワイナリーに行こう!と思っていまして、今回は日帰りで静岡「中伊豆ワイナリー」さんに行ってきました。

静岡にワイナリーが!!なんて驚かれるかたもしばしば。さらにそのワイナリー、カラオケ等で有名な大手企業「シダックス」のオーナー、志太さんが所有するワイナリーというと、ますますへぇーって驚かれる方が多い。

東京からだと山梨に次いで行きやすい、むしろ、山梨みたいに多数ワイナリーがあると、あれもこれもと集中できないのも正直なところ、そこは伊豆半島。中伊豆さん以外ないじゃんねってことで、半日近く、びっちり見学&お話をお伺いしてこれました。

中伊豆ワイナリー、場所は修善寺駅から車で10分ほど(駅から直行シャトルバスもあるのが親切)。

こちらがワイナリーから眺めた畑前景。約9ヘクタール(900m×900m)の一枚畑。日本だとなかなかな規模。そしてとてもキレイです。

約15年前から始まったワイナリー。シャルドネや信濃リースリング、ヤマソーヴィニヨン、カベルネソーヴィニヨンなどなど、多数の品種を栽培されています。

今年の夏の異常な暑さ、さぞブドウ栽培にもダメージがあるのでは…とお伺いしたところ、もう少し夜間の温度が下がってくれるとありがたいのはあるけど、今のところ順調、とのこと。良かった。

畑をご案内いただきながら、この土地でやっていくならではのメリットや苦労、これからどんなワインをつくっていきたいか、とか、いろいろ諸々、あっつい真夏の昼下がり、照りしきる日差しの中丁寧に、真摯にお話をしていただきました。

いつも思うのですが、ワイン造りに携わっている方たちというのは、考え方の差異こそあれ、本当に真摯にぶどう栽培、ワイン造りに取り組まれています。近年の日本ワインの美味しさのわけ、単純ですが本当に今、造っている方々の情熱そのものだと思います。

 

そしていざテイスティング。

今目の前に見てきた畑から生まれたワインかと思うと、味わいもですが、感銘もひとしお。

こちらは特に裏ストックから出して飲ませて頂いた中伊豆のフラッグシップ、シャルドネ。以前いただいた印象より酸がしっかりあって、これは日本のシャルドネの中でも珍しい、熟成に耐えられるワインなのではないか、なんて偉そうに思ったり。

 

 

 

中伊豆ワイナリーはちゃんとしたワインも造りつつ、観光ワイナリーとしても真っ当に役割を果たしている稀有なところ。

私たちは職業柄、畑や醸造設備なんかがメインになりますが、ほかにもレストランやバーベキューもできる屋外の葡萄棚下のテラス、さらには宿泊施設も備えているという、普通にワインメインじゃなくても楽しめるところ。(もちろん修善寺なので、ワインをのんでそのまま温泉で1泊、なんて、なんて日本的なワインツーリズム!ってのもできてしまいます)

ちなみに、中伊豆ワイナリー。オーナーの志太さんがかなりのワインコレクターってこともあり、、、地下には「自慢部屋」なんていってましたが、ワインマニア垂涎のお宝が眠ってます…。

数々のお宝ワイン、中でもこの辺りの超絶古酒!!2世紀前のマルゴー&ラトゥール!!!(>_<)きゃああぁぁ。

ミーハーでスミマセン。

 

 

 

丁寧に整えられた絶景の畑を散策でき、そこで生まれたワインも楽しめ、さらにこんな目の保養的なコレクションももつ中伊豆ワイナリー。

一度ワイナリーって行ってみたいのよねー、ってかた、一押しでございます。

 

(中伊豆ワイナリーのMさん、Yさん、この場をお借りして改めて、素敵な一日を有難うございました)