2012年2月22日 winebaraoi

ちょっとレアなワインです。

こんばんは。

久しく「本日のワイン」的なものをご紹介していなかったので、心機一転、いきなりですがご紹介します。

まず1本目、タイトルにある「レアなワイン」がこれ。

サッポロが手がけるグランポレールシリーズの「キュヴェ・セレクション赤2005」。

サッポロワインはお馴染み、あのビールのサッポロが造る辛口赤ワイン。

グランポレールというシリーズで勝沼、長野、北海道、そして岡山の4箇所でそれぞれの気候風土を加味しながら造るワインたち。葵でも常時ボトルワインで数種類オンリストしている、個人的に好きな会社というかワイナリー。どれも日本ワインの特徴である、澄んだ透明感のあるキレイな味わいです。

で、この「キュヴェ・セレクション」は山梨、岡山両県で栽培されたマスカット・ベリーAを主体に、山梨産の甲斐ノワール、ヤマソーヴィニヨンという、日本独自の品種をブレンドした1本。しかも2005年産と、昨今のワインの中では珍しく熟成を重ねたもの。(最近リリースされるワインは国内外問わず’09とか’10など若ーい子達が多いのです)

“癒し系”マスカット・ベリーAならではのベリーのような甘い香りと、細かい渋み、まろやかな口当りのワインは飲み疲れしない優しさがあり、熟成を重ねてもキレイなフレッシュさを残しています。なまめかしい熟成感はないけれど、細みのチャーミングなスタイルのワイン。

本数限定、というかイヤラシイ話ですが一般消費者向けの小売販売をしていないワインなので、飲食店でしか飲めないのでありますm(_ _)m。グラス800円と比較的お手ごろ価格ですっ!

もう1本、次は甘口ワイン「熊本ワイン ナイアガラ」

ずばり熊本で採れたナイアガラ(北米原産のぶどう。甘口ワインの原料としてお馴染み)100%使用の甘口白。もうこれは香りがすごい!ナイアガラ以外なにものでもないってくらい、ぶどう品種そのものの香りがムンムン。甘口といっても蜂蜜のようなベタ甘ではなくマスカット食べているをような白ぶどう特有の甘み。ジュースっぽいといえばそうかもしれませんが、なかなかここまでアルコール感なくフレッシュフルーティーさを前面に感じるワインはありません。

熟成させない早飲みのフレッシュ甘口白なんだからジュースのような飲み口っていうのは、私はワインとしてマイナス要素には思いません、むしろ仕事中にぐぐっと飲むと…。ちょっとほろ酔い、美味しい♪幸せ。

この熊本ワインから引き続き、来週は月末恒例「ご当地ワイン」で九州をピックアップ。

近年実力話題ともに急上昇の九州ワイン。東京からだとやはり遠いせいか、なかなかお目にかかることが少ないですね。この機会にぜひお楽しみいただいて「あ、焼酎だけじゃないんだ」とちょっとでも認知度が高まればと思います。詳しくは「イベント情報」欄をご覧くださいませ。

ちなみに毎月末の「ご当地」イベント期間、イベントワイン6種類 プラス 通常グラスワイン6種類、と、総勢10種類以上のグラスワインがずらーーっと並びます。テマエミソですがこれだけの種類のワインがグラスで飲めるって(しかも日本ワイン中心に)、ノンベエ様方にはたまらないと思いますよー♪

時々「ご当地」期間中はその地方のワインしか飲めないって勘違いをされてしまうことがありますのでこの場をお借りして釈明です。次のブログにでもイベント詳細メニュー、アップする予定ですので、では。