ワイン

26 11月 2011

お待たせしました。

お待たせしました! 昨年もこの時期にオンリストした「小布施ワイナリー」の新酒・ホイリゲですが、今年も本日よりグラスワインで登場です! 昨年試して頂いたお客様から待ちわびているとの声を多数いただいていたこのワイン。 当初昨年とは別のタイプの新酒を小布施ワイナリーさんが造られるとのことで、少し残念な気持ちと新たなワインが飲める期待感との複雑な気持ちで届くのを待っていました。ところがホイリゲも発売となり、おおっこれは楽しみ!と素直に喜んでおります。(ワイナリーの方々は大変だったのではないでしょうか。いつもありがとうございます。) さて以下は今年の小布施ワイナリーの新酒「シュトルウム ヨーロピエン」の裏のコメントです。ワインの魅力が伝わればと、抜粋して載せさせて頂きます。 ・ウィーンはシュトゥルムの故郷。ウィーン子は発酵途中のまだ甘いにごり新酒をシュトィルムと呼びます。小布施のシュトゥルムヨーロピエンは酵母、葡萄などの成分がボトルに沈殿していることが特徴です。・・小布施ワイナリーらしい遊び心たっぷりのエキセントリックなヌーヴォーです。「ホイリゲを辞めると宣言してから、複数のお客様から「署名運動」や「辞めないで」と言う悲痛な叫びを私達に直接訴えてくる方々に屈して白のヨーロピエンのみを発売することにしました。「屈するとは情けない」と言われそうですが玄人のワイン好きや本場のオーストリー人にも必ず喜んでもらえる正統派の甘口シュトルウㇺです。私達が造るワインの主力は「しっかり熟成した辛口」です。本当は甘口ヌーヴォーは造りたくありませんがこの時期のシュトルウㇺヨーロピエンは「やっぱり美味しい」と感じる私の脳みそは矛盾だらけです。・・・・ さっそく試してみましたが「美味しい!」です。 ブドウや柑橘系のフレッシュな香りから花梨のような香りになり、味わいも豊かで、甘口ですがきれいな酸がバランスをとっていて・・・云々 なんてコメントはいらないでしょ、おかわり、次!と素直に楽しみたくなる今年の新酒。 なくなる前にお試しください!

16 11月 2011

せいぞろい

こんばんは。 今晩深夜0時から解禁のボジョレーヌーヴォー、他、いよいよ集まりました。 ずら~り、せいぞろい、です! ずばりボジョレーヌーヴォーから、南仏のヌーヴォー、そして我らが日本の新酒と、6種類。(詳しくはイベント案内をご覧ください。) 今年はとくに、「フィリップ・パカレ」のヌーヴォー(右から2番目)、楽しみです♪♪ブルゴーニュを代表する自然派の作り手の造る新酒は、毎年非常に人気があり、すぐ売り切れてしまうもの。今年はなんとか入手できましたので初お披露目。パカレ氏のワインは味わいも素晴らしいことながら、お値段もスバラシイので…正直ヌーヴォーでないとなかなか手が出しづらいのも事実。なのでこの機会に私たちも少し味見をかねてグラス1杯いただこうかと、、、あぁ、ワインバーをやっていて良かった(^^♪ 昨今、なんだかんだと言われるヌーヴォーですが、季節を感じられる旬のお酒、この味はこの季節しか楽しめないものなので、ぜひお試しください。 解禁まであと3時間、今日は深夜営業もあり、そろそろ忙しくなりそうなので、このあたりで。ではまたです!                  

08 11月 2011

新酒の季節です

11月は次々と新酒がリリースされる季節。 ワインに携わる身としましては、新酒と聞くと1年の始まりではないですが、新たなスタートという感じがします。 中でも17日のボジョレーヌーヴォー解禁は有名で、コンビニやスーパーでも予約を受け付けていますよね。 他にも、イタリアのノヴェッロ(=新酒のことです)やオーストリアのホイリゲ、もちろん日本の新酒も次々に発売されます。 そんな中、「ワインバー 葵」では今年の新酒第1弾として、先月末に発売された山梨の新酒と11月6日解禁のイタリアのノヴェッロをオンリスト中!グラス&ボトルで楽しんでいただけます。 まずは日本の新酒をご紹介。 写真右の「ダイヤモンド酒造 デラドライ2011」 グラス¥800 ボトル¥3,500 山梨県勝沼にあり、今年の国産ワインコンクールでも受賞など注目の蔵元ダイヤモンド酒造が(個人的にも好きな蔵元の1つです)今年収穫されたデラウエア種から造ります。通常は薬剤を使用し、無核化されて生食用にされるブドウですがこのワインは種ありのデラウエアから造られます。今年はデラウエアの出来栄えが非常に良かったとのこと。デラウエアの昔懐かしい豊かな香りが立ち上り、口に含むとフレッシュ、フルーティさもありながらすっきりとした辛口の味わい。旨味も十分なオススメワインです。 一方イタリアからは写真左の「バンフィ社 サンタ・コスタンツァ ノヴェッロ・トスカーナ」 グラス¥800 ボトル¥4,500 素晴らしいブルネロ・ディ・モンタルチーノを生み出すイタリアの雄、バンフィが造るノヴェッロです。ブドウ品種はサンジョベーゼ、ガメイ、シラーの3種をブレンド。スミレがかったきれいなルビー色、ふんわりと広がるフルーティな香り、チャーミングで柔らかい味わいは素直に楽しんでいただけます。 新酒はどちらもなくなり次第終了となりますが、これは!と思った新酒は紹介していきたいと思っています。次の予定はボジョレーヌーヴォー解禁日。17日0時(16日深夜)からすぐに楽しんでいただける様に準備中!最低でもボジョレー・ヌーヴォー、南仏白ヌーヴォー、日本ワインヌーヴォー3種はご紹介できたらと・・ 近日中にイベント情報にてお知らせしますのでチェックしてください! 今年のみのりに感謝し、一緒に楽しんでワインを飲みましょう!    

13 10月 2011

ひげ店主イチオシワイナリー、今日から飲めます!

今週、といっても連休明けなのであと3日、早いです。うかうかして、またも今週のグラスワインお知らせが遅くなりました。すみません。 今回はグラスワイン7種類のなかから2種類ご紹介します。とくに!本日より日本の白ワイン変更で、ひげ店主の大好きなワイナリーが登場。はたして??   まずは写真右手、スパークリング「シャトー・メルシャン 大森のあわ」。 葵ちんでも大変お世話になっている日本ワインの大御所、シャトー・メルシャン。メルシャンでは「日本のあわ」というスパークリングのシリーズをリリースしていて、この大森はその最新作。今までのあわシリーズはどれも「さすがっ」という美味しさのものばかり、いやでも期待が高まります。 秋田県南部、焼きそばで有名な横手市の大森という地区。正直ワインのイメージはなかったのですが、約30年ほど前からメルシャンはこの地でぶどうを栽培。しかも、日本ではまだ珍しいリースリングというぶどう品種。リースリングはドイツ原産の品種で甘口ワインの印象が強いですが、実際はキリッとした辛口もあります。寒い地域のぶどうならではの「硬質な透明感と可憐な白い花」みたいな印象、とよく語られるぶどうで、つまり、数あるワイン用ぶどうの中でもスマートでクールな、ちょっとカッコいい品種なんです(半分くらい独断です)。 で、このワインはそうしたリースリングの特徴に日本らしい柔らかさがプラス。軽い口当たりで細かいやさしい泡、ふわりと広がる心地好い甘味。ワインだからもちろんお酒なのですが、いい意味でアルコールを感じさせないキレイな仕上がり。個人的にはメルシャンあわシリーズの中で1番好きかも。先週末からグラスでオンリストしていますが、かなり人気者です。週末にはないかもしれません。気になった方、お早目に。 そして、写真左が店主いちおしの白「シャンテY.A  AMP48」 なんのこと?という不思議な名前のワイン。作り手は山梨勝沼のダイヤモンド酒造さん。現在の日本ワイン人気を牽引している若手作り手の筆頭にも挙げられる雨宮吉男さんが手がけています。ダイヤモンド自体は昭和30年代からある老舗で、吉男さんのお父さんの時代から「シャンテ」銘柄で愛されてきました。そのシャンテ銘柄の中で息子さんである吉男さんが手がけたワインに「Y.A」が冠されます。ご本人のイニシャルですね(ただ読み方はイグレック・アー、フランス語です!ちょっとカッコイイ…)。AMP48というのはの「Amarillo Maceration Pelliculaire」の頭文字。Amarilloはスペイン語で「黄色」を意味し、吉男さんのてがける辛口甲州白の共通ネーミングです。Maceration~はワインの醸造単語でコムズカシイので意訳すると「ぶどうを皮付きのまま漬け込み旨味を抽出する」みたいな感じです。。。とますますややこしい(>_<) つまりまとめると、「雨宮吉男が手掛ける、ブドウ丸々の醸し発酵を48時間続けた辛口甲州白ワイン」。この48時間というのが通常に比べ非常に長いため、ぶどうのもつポテンシャルを最大限引き出せ、結果ワインも旨味たっぷりにしあがる、ということ!!はあ、説明疲れました(@_@) もやもやと説明してしまいましたが、醸造のセンスが際立つ個性的な白ワイン。ぶどうは甲州です。通常の甲州に比べかなりコクと旨味あふれる白ワイン。今日もさっそく「美味しい!!」お客様から絶賛されていました(同時にAKB48??ってツッコまれていました、ニヤリ)。ダイヤモンド酒造はひげ店主がファンで、今回もこのワインをグラスにするべくかなり頑張っていました。ようやく本日よりお目見え、良かったですね、ひげ店主。(味見としょうして飲み放題??) と、今週のグラスワイン一押しはこのあたり。他にもニュージーランドのピノや山梨グレイスのベリーAなども。色々お試しいただければと思います。

04 10月 2011

今週のグラスワイン

先週開催した、ご当地ワイン山梨、おかげさまで好評のうちに終了しました。ありがとうございます。 今月は「関西」で月末開催します、お楽しみに。   さて、今週のグラスワインラインナップです。 まず、白から。写真左手、日本「タケダワイナリー」から。デラウェア 「サンスフル白」。 山形県、蔵王連峰を見渡せるかみのやま地区のタケダワイナリーは自然派ワイン造りの筆頭として名が挙がるワイナリーです。約20年前、ブドウ栽培に適した土壌づくりから改革し、有機農法を長年実践。本場フランスのワイン造りを模範としつつ、かみのやまの気候風土を反映させたワインは、飲むと「あ、タケダさんのワインだ」とはっきりわかる個性を持っています。果実味や樽のボリューム感でごまかさない、ピンと筋の通った酸味と旨味がぎゅっと凝縮したワイン。日本最高のスパークリングと名高い「キュヴェ・ヨシコ」もここ、タケダさんの看板ワインです。 そこの酸味がしっかりした小粒のデラウェア種から造る白。サンスフルとは酸化防止剤無添加ワインのこと。発酵の途中に生まれる自然の微発泡感を残したまま無濾過で瓶詰しているので、なんとも言えない濁り旨味とゆるい発泡感があり、すっきりしているようでなんだかマッタリ。そして余韻が長いのが特徴。ボキャブラリが未熟でうまく表現できなくてスミマセン。とにかく不思議な魅力ある、印象に残る味わいです。 もう1本白。写真右手、ニュージーランド「セント・クレア・ファミリー・エステート」から。「セルブロック シャルドネ2009」。 ニュージー随一の産地マルボロ地区。そこに1978年入植したという古参の家族経営ワイナリー(ニュージーワインは1990年代になってから本格化)。ニュージーランドのベスト・オブ・ザ・ワイン・プロデューサーを受賞したこともある実力で、小規模ながらも品質の良いワインで定評があります。 冷涼で風通しの良い地区のシャルドネをオークの新樽で発酵し熟成。ほどよいバニラのような雰囲気と透明感ある味わい。苦手とされるかたはあまりいないのでは?肌寒くなってきたこの気候だとやや冷やし気味くらいがベストです。ちなみに、このワインの名前「セルブロック」とは直訳すると「(刑務所の)独房の地区」…。なんで?といいますと、シャルドネを収穫する畑の本来のオーナーが元刑事だから、だそう。うーーーん、外国の方のセンスはムツカシイですね…(-_-;) お次は赤、まず写真左、山梨、「モンデ酒造」の「モンテリア・ルージュ」。 日本ワインメインの葵ちんでも初登場の蔵元、モンデ酒造。山梨石和地区にあり、リキュールやブランデーの酒造メーカーとしてスタート。ワイン造りも当初から行っていたようですが、5年ほど前に勝沼の北部、牧丘町に自社ブドウ園をかまえ、より本格的に取り組むようになりました。もともとお酒造りに精通しているだけに、これから先ますます実力を発揮してくれるワイナリーだと思います。 そんなモンデさんのワイン。先日の国産ワインコンクール銀賞受賞したマスカット・ベリーAの赤。先のブログでも書きましたが、コンクール会場には何百ものワインが出、特にベリーAの赤は日本固有品種ということで造っているワイナリーが多く、受賞ワインも多い中、個人的にキラリと光っていたのがこの赤ワイン。ベリーAの果実味にふわりと樽の風味があり、チャーミングだけど軽いだけのベリーAとは一味違う、「大人かわいい」なんて感じの赤ワインです。 最後に写真右、フランスの赤、「シャトー・フルカ・ドゥプレ2001」。 フランス、ボルドー左岸リストラック・メドック地区のクリュ・ブルジョワクラスのシャトー。なんだかカタカナばかりで、これだからワインは難しいって嫌煙されてしまうんです!が簡単にいうと、ボルドーという昔からのワイン名産地の中で、中心を流れる川の左岸にある優れた地域の、ちょっと上級クラスワインってことです。 シャトー・フルカというシャトー(=ワイナリー)自体は本当に古く、ルイ15世時代の地図にもシャトー名がのっている、というくらいだから、300年以上前から、「あそこのワインは美味しいよ」って有名だったってこと、ですよね?ちょっと話がそれますが、日本ワインをメインに扱っていると、どうしてもそちらに愛着がわくので、「銘醸地といわれる産地のワインが最高だっていえるのか?そもそも銘醸地ってなんだ?」みたいな、ちょっと小難しいことを、モンモンと考えたりします。が、正直このワインみたいに、血統書つきのワインを飲むと「あー、由緒正しいボルドーはやっぱり美味しいなあ(*^_^*)」と。ボルドーのシャトーなんて本当に大規模で、下手すると人の手を感じられない感じがしますが、やはり何百年もワイン造りを続け名を残し続ける、ということは、銘醸といわれる受け継がれてきた財産を絶やさずより磨きをかけてワイン造りに捧げている人がいる、ということなんだなあ、としみじみ思ってしまいます。 という、まさにお手本のようなこれぞ赤ワイン、これぞボルドー、といちゃんとした赤。2001年なので熟成も頃よく、美味しいです!!カンヌ映画祭の受賞パーティーでもふるまわれたりしている、とのことなので一応ご報告です。   と以上4種類、以外にももちろん、スパークリングや甘口もグラスで飲めますのでお気軽にどうぞ。今週入ってめっきり寒くなりました、帰りにちょっと一杯ってお立ち寄りくださいませ(^^)  …

25 9月 2011

山梨県産ワインの実力

26日、月曜日よりスタートする「全国ご当地ワイン」3回目は山梨県です。 通常は東北地方とか、関西といったように地域名となることが多いのですが、そこはさすが山梨県、単独での登場です。 写真左から、まずはスパークリングワイン。 「マンズ 甲州酵母の泡」  グラス¥750 ボトル¥3,200 お醤油で有名なキッコーマンのワイナリーが甲州種を使い、フルーティですっきりとしたスパークリングを造っています。某ワイン専門誌でも5つ星を獲得した実力派です。 今回はこのスパークリングワインを使用し、名産でもある山梨県産の桃と併せたカクテル「ベリーニ」(¥950)もご用意しました。爽やかな甘味が癖になりますよ。 次は白ワイン① 「フジッコワイナリー 甲州シュールリー 2010」  グラス¥850 ボトル¥3,800 お豆、佃煮の「ふじっこ」のワイナリーが造る、旨味十分の爽やか甲州です。おつまみは下に紹介してありますが、もちろん・・・ 白ワイン②(これだけ写真がありません。準備ができ次第追加します) 「サントリー登美の丘ワイナリー 登美の丘・白 2008」  グラス¥1,500 ボトル¥7,000 厳選されたシャルドネから造られる、豊かな香りと果実味、樽の風味がバランスよく高いレベルで味わえる1本です。山梨の、日本のワイン史を振り返ると外せないワイナリーの一つではないでしょうか。 赤ワイン① 「山梨ワイン ベルカント・マスカットベリーA樽貯蔵2010」  グラス¥1,100 ボトル¥4,900 仏・ブルゴーニュでワイン造りを学んだ現当主が造ります。ブルゴーニュワインを思わせるような赤ワインで、エレガントで果実味と旨味に溢れます。 赤ワイン② 「奥野田葡萄酒醸造 奥野田ロッソ 2010」  グラス¥1,000 ボトル¥ 4,800 メルローとカベルネ・フランのブレンドで造られるミディアム・ボディ赤。ドライフルーツのとハーブのニュアンスがあるナチュラルな味わい。 そして甘口! 「山梨ワイン あじろん(甘口) 2010」  グラス¥850 ボトル¥4,000…

12 9月 2011

大きいグラスでクルクルしてください。

この「本日のワイン」カテゴリー、本来なら定期的に更新しなくては、なのですが、すみません、思いついた時にしかご紹介できていなくてm(__)m。なるべく、タイムリーに更新するよう頑張ってみます、ので、ゆるく期待をもって見守ってくださいませ。   と、言い訳じみたことから、今週のグラスワインご紹介、スタート、です。   まず白ワイン「トレヴァー・ジョーンズ ヴァージン・シャルドネ」。 写真左、長靴がトレードマークの作り手、トレヴァー・ジョーンズさん。オーストラリア南部、メルボルンより地図でみると左上、アデレード市近郊に「バロッサ・ヴァレー」という、オーストラリア有数のワイン産地があります。そこを代表する作り手の一人がこのトレヴァーさん。 もともと、優秀なぶどう栽培農家として有名だった彼が自分でワイナリーを興したのが十年前くらい。「良いワインは良いぶどうから」のセオリー通り、ポテンシャルの高いぶどうから造られるワインは一気に人気実力ともオーストラリアトップクラスに。「オーストラリア初のpp100点ワイン」を獲得したこともあり、不動の人気を得ています。 で、ここで「pp」ってなに?という方に、ごく簡単に説明を。 今世界中で最も有名なワイン評論家、ロバート・パーカーjr氏。。このパーカー氏が採点した点数(ポイント)がパーカー・ポイント=ppです。 1970年代にワイン小売業者向けに「ワイン・アドヴォケイト」という雑誌を発行。それまで世界中にあふれるワインは、地域ごとに格付けとか、慣例的なランクとか、評価の基準がまちまちで、また、そこで使われるワインの表現も「森の下草の香り」やら「よく熟したグロセットのような」とか、??はい??と思ってしまうなじみのない言葉。これでは「ワイン=むつかしい」でなかなか広まりません。 それをアドヴォケイト誌では、価格や慣例に左右されず、パーカー氏個人の評価で100点満点方式であらゆるワインを採点、また、飲み頃は何年先だろう、という予想も含めて。という単純明快さでワインを解説。 これはワイン界において革新的で、現在では、この日本でも「pp○○点」なんていう言葉がワイン屋さんからネットショップまで溢れています。 あまりにも世界的に有名になりすぎたために、アンチ・パーカー的な流れもありますが、まあ、閉じたワインのむつかしい世界を大きく広げた功績は間違いなく、で、ご多分に漏れず葵ちんでも、グラスワインを選ぶときの一つの参考にさせて頂いています、はい。 長くなりましたが、このpp100点をオーストラリアで初獲得したのが、このトレヴァー氏の造ったワインでした、で、今回その彼がつくるシャルドネの白「ヴァージン・シャルドネ」。なぜヴァージン?というと、樽熟成をしていない無垢の白ワインだから、とのこと。シャルドネというぶどうは非常に有名ですが、実はそれ自体は没個性というか、あまり特徴がない、場所や造り手次第という品種。だからこそ樽熟成をしてトロピカルフルーツのようなニュアンスとか、バターキャンディのようなクリーミーさを纏わせたものが、一般的に人気があります。 その樽熟成をしていないこの白、ですがすごーーく味わいがしっかり。酸味と柑橘系の果実味の密度が半端ない、鮮烈な味わい。もともとのぶどうがさぞかし完熟で旨味エキスたっぷりだったんだろう、とワインになってもしのばれる味わい。フルボディといえる余韻もあり。これは、ちょっとお目にかかれない白、ひげ店主も一押し!とのことです。   で、もう一つ、写真右の赤ワイン「ラルトワール・ド・シャス・スプリーン2006」 長い名前、で取っつきにくいかも、です。このワインの「格付け」的なバックボーンを説明すると長~くなるのでもう書きません、スミマセン。一言でいうと「知っていると、お、ワイン詳しいね、と思われる近年人気でハズさない『シャトー・シャス・スプリーン』の弟分的ワイン」です。 もうちょっと説明すると、ボルドーの格付けワインではないものの、ここ十年は品質が安定していて、その品質のわりに価格が手ごろ、というワインの一つに「シャス・スプリーン」というのがあります。その、シャスとなるワインのなかから、看板ワインのシャスにするには少し違和感があるかな?というワインだけを集めて瓶詰したのが、弟分的(一般にセカンドワインといわれます)存在の「ラルトワール・ド・シャス・スプリーン」です。 これはとても王道の赤ワイン。細かい渋みと樽の香りと、ちょっとスパイスな感じと黒っぽい果実味と、バランスよく、そんなに重すぎず軽すぎず、ああ、赤ワインって美味しいと素直に美味しい赤ワイン。季節的にもちょうど良いのではないでしょうか?まず白や泡でのどの渇きを癒したあとの2杯目、3杯目にうってつけです。…

31 8月 2011

北海道から届きました。

本日よりスタートした「全国ご当地ワイン」、2回目は「北海道」です。   通常のグラスワインのラインアップに加え6種類、北のワインがお楽しみいただけます。ずらっと並ぶと壮観?ですね。そして、北の清々しいイメージを表しているのでしょうか?ボトルやラベルが全体的にグリーーーン!です。 そんな北海道のワイン6種類、一覧はこのブログの北海道イベントのところをご参考いただければと思います。 ここではその中から、北海道のワイナリーでも老舗の「池田町ブドウ・ブドウ酒研究所」(通称「十勝ワイン」)をご紹介します。   十勝地方、池田町にてワイン造りが始まったのは昭和30年代。 山梨のように昔から農家でどぶろくのようにワインを作っていた、という背景はなく、昭和20年代後半厳しい自然災害(地震と冷害)に見舞われた十勝で、いかにこの苦境から立ち直り地場産業を作り上げていくか、という苦悶の結果、当時の町長さんの声掛けで始まったのがワイン造り。昭和38年に日本初の自治体経営によるワイン醸造がスタートします。 町長さんは闇雲にワインを思いついたわけではありません。もともと十勝には厳寒でもたわわに実る「山ぶどう」が存在しました。 そして十勝には未耕作の傾斜地が存在し、また厳寒といえども日本有数の日照量を誇る、という地の利がありました。 こうした複数の希望にかけワイン造りを始めたわけです…が… 冬の厳寒によるぶどうの枯死、また実っても収量不足のため売れるほどのまとまった量ができない、運営資金の慢性的な赤字、町運営することへの批判… そんな困難の中、耐寒性の強いぶどうを求め数多の交配品種を試験栽培し、寒冷地に適した栽培方法を模索。 何年もあきらめない、あきらめない、とにかく不屈の精神。 結果、山ぶどうをベースに独自の「清見」「清舞」「山幸」など、耐寒性とワインとしての品質、両方に適うぶどう品種の栽培に成功! ワイン造り、ひいては町おこしの成功例として、広く知られるに至ります。   と、文章にまとめるとわずかですが、現在の「北海道ワイン=十勝ワイン」という到達点にいたるまでのストーリーは、まさにNHKの「プロジェクトX」のよう。(実際十勝ワインがテーマになったこともあったのでは?) 詳細を知りたい方、いろいろありますが、「山本博著 北海道のワイン~日本ワインを造る人々~」という熱い書籍があります、ご参考までに。  …

10 8月 2011

グラスワイン変わりました。

こんにちは。   「葵」ちんは日本ワインいろいろありますが、中でも、オープン当初から特に愛着ある蔵元さんのがオンリストしたのでご紹介します。 写真の左、お花のラベルが印象的な。 「クレマチス橙(だいだい)2009」 山梨、塩山近くの牧丘町にある四恩醸造さんの造る、甲州ぶどうの橙ワインです。白ではなく橙。しかも微発泡。頭のカタイ私からすると、??なんなんだ??と悩んでしまうワインです。 甲州ぶどうは白ぶどうといっても、皮が少し薄紫がかっています。その皮ごと発酵させると皮からの旨味や複雑さと同時に色合いも橙色というか、朱色のような色に色づくんですね。なので「橙」。そして、本来スパークリングとして造っていた(!)のが、発酵がなかなか進まず、様子を見つつ瓶内で1年熟成、結果、細かい泡の緩やかな微発泡が出来上がりました、という結果オーライな感じで微発泡、です。 すっきりというより、もやもやした(あまり良くない表現ですが)色んな味わいを感じます。個人的には、「果物が過熟気味で甘味以外に苦みやもったりした旨味、雑味が出てきてしまったけど、おいしい!」っていう状態、ですかね。そのもやっと感が柔らかな泡に包まれて、本当、個性的ですが、自由な発想のおいしいワイン。 ちなみに、この四恩醸造は「小林剛士」さんが責任者なんですが、葵ちんの店主「小林(ひげ眼鏡)」と同じ名前、さらに!生まれ年も同じ!なんですねー(@_@)(正直、それもあって愛着ひとしおです)四恩、および小林剛士さんについては、もう、たくさんネットなどでも情報が載っていますので、ココでは省かせていただきます。スミマセン。   もう1本。写真右の熊本。 「熊本ワイン kiss kikka カベルネ・ソーヴィニヨン」 ずばり、熊本市にある「熊本ワイン」。最近、九州ワインは注目の的でして、物珍しさではなく実力で勝負しているワイナリーが多いのですが、なにせ九州。遠い…ので葵ちんではまだまだ取扱いが少ないです。(各ワイナリーの営業殿!来てね、お待ちしています♪) で、この熊本ワイン。ワイナリーはフードテーマパーク「フードバル熊本」の中にあり、近郊の山鹿市菊鹿(きくか)町のぶどうから造られます。契約栽培農家の人たちと地域ぐるみで造るワイナリー、ですね。 一般的にワイン用ぶどうは、日射量はあるものの冷涼で、雨の少ない地域のほうが栽培に適している、と言われます。その条件から考えると、温暖な九州、毎年何個もの台風が通過という過酷な環境下で、ワイン造りに挑戦するというのは、恐れ入りますm(__)mの一言に尽きます。一朝一夕ではない、1年かけて育てたぶどうが1回の台風で台無しに…なんて、ことがありませんようにー(>_<)祈るばかりです。 そんな苦労を感じさせない、ほどよい渋みの明るい味わいの赤。フルーティーさもあって軽く冷やし気味で飲む日本のカベルネ。私は好きですね。疲れた体にもすんなり入ります。ただし、ボルドーのカベルネとは全く別物です。比べて云々いうものではありません。熊本は熊本のカベルネ、そのらしさを味わいたいです。   以上2種類のワイン、たぶん今週来週、お盆を挟んでしばらくの間オンリストしています。飲んでみてください。…